2012年09月01日

何かがちがう

このお宅も路地裏で見つけたのですが違和感を覚えました。デザインが凝っていて知的で、要するに下町らしくありません。
自慢じゃないけどこの私、ひい爺さんの代から城東の下町に住んで、よそで暮らしたことがないという由緒正しい貧乏人の家柄です。その経験に裏打ちされた鑑識眼からすると、何かが違うと感じます。このお宅はここにあってはいけないような気がするのです。玄関の扉も、鎧戸のような板壁も、丸いランプシェードも、2階の6分割された小窓も。そして、枝打ちされた庭先の木だって。こんなお宅、初めてです。
洋行帰りの先生だか芸術家だかのお住まいかと空想しました。
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2012年08月30日

いっぽん道

昭和の東京下町を感じさせる、典型的な路地に見えますが、東京っ子の私がオヤと思ったのは、いっぽん道だということでした。
ふつうなら右にも左にも小道が抜けていて、家と家の間にも通り抜けられる隙間があるものです。でもここはちがいました。左右の家はみっしりと隙間なく建っていて、ずっとむこうまでわき道もありません。こうなると何となく入っていくのが心細いような気持ちになってきます。ガミガミ親父に「こらっ」と怒鳴られそうな気がして。
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2012年08月29日

お寺に見立てて

以前アップした銭湯の、別の写真です。
銭湯は独特の作りをしていて、聞けば宮大工がその腕を活かして建てている。だから銭湯は神社仏閣のような形をしているんだとか。
そんなことを知らない子供の頃の私は、自宅に風呂がなかったので毎日銭湯に通ってはお寺に見立てて遊んだものです。ここは絵はがきで見た京都大覚寺だと言ってはつっかけサンダルでづかづか上がり込み、裸になって金魚の池をみれば、ああここは宇治の平等院だったのかなどと想像して楽しみました。
この銭湯は角地に建っていて小さいので、さしずめどこかの別院でしょうか。ばちあたりな話です。
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2012年08月27日

穏やかな暮らし

もちろん人様のお宅に勝手なことは言えませんが、こんな家で穏やかに暮らしたいと思ってしまう眺めです。入口はアルミサッシになってしまって残念ではありますが、ほかはオリジナルに近い状態のようです。垣根の木もまばらですが、左側のほんの一角にも別の種類の木を植えてあったりして実に気持ちが行きとどいている感じです。日が暮れたら部屋の裸電球を点けて、雨戸をがたぴしいわせながら閉めてみたいものです。
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2012年08月25日

塞がれた家

長屋を見つけたので表から回り込んで反対側を見るとこうなっていました。軒があるし入口だったらしい痕跡もあるのですが、波板でぴったりと塞がれています。昔こちらがわで小店でも出していて、出入りもしていたけど、あるとき見切りをつけて目隠ししてしまったのかもしれません。この路地を毎日のように通るご近所さんたちはただの壁と思って気にもしないでしょう。通りすがりの私は左手の入口からお邪魔して、塞がれた場所を内側から見てみたいという思いでいます。
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2012年08月24日

雑貨屋

ここは東京の北の玄関いわれる地域で、どこまでも商業ビルが乱雑に建ち並んでいますが、一軒だけ、いまだに昔ながらのスタイルで店を出している雑貨屋があります。どかされるまではどかないぞと言っていそうで、それがまた当分のあいだどきそうになくて、勝手に心強く思って眺めました。祖父母の家が雑貨屋だったものですから。
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2012年08月19日

開放的なお宅

このお宅の見どころは庭です。確かにこのお宅の地所のようで、物干があり植木がありチリトリと箒も置いてあります。でも塀がない。これではどこまでか人の家だか境目が分かりません。わずかばかりの植栽が踏みつけられないよう申し訳程度にブロックが置いてあるばかりの、開放的なお宅です。
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posted by シブヤ・トモユキ at 15:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月15日

角の家(その4)

このお宅は前に紹介したエントリのお宅とよく似た雰囲気です。角近くの両側にガラス窓があって、開け放てば風は吹き抜けるし通行人からは丸見えです。窓の外には垣根も塀も花壇もない、窓の中にはすだれもカーテンもない。不用心のような、心もとない感じがします。こういうところでも枕を高くして寝ているんだから、下町だなあ。
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2012年08月14日

角の家(その3)

小さいけれど、これまたとんがったお宅です。さすがに船のへさきには見えませんが、後ろにマンジョンを従えて、こっちに向かってくるようです。右手の大通り側に大きく庇が張り出しているので、こっちを向いて商売していたのかもしれません。今はしもたやになってしまった住まいで夜やすんでいると、裏通りに向かう人の足音がヒタヒタと聞こえてきそうで、一晩泊ってみたくなります。屋根の煙突がいい感じです。
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2012年07月28日

角の家(その2)

このお宅も角に立ってとんがって、指が切れそうです。壁面は地味で一色だから、ちょっと目を細めると船の舳先に見えてきます。二面とも雨戸を開けたらこの小ささだもの中が丸見えでしょう。小商売にはいいけど住まいには向かないかもしれません。
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横から見るとちっとも船に見えませんでした。
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